おとなの事情
どこにも出かけないGWなので、久しぶりに嫁さんと二人して映画を見てきました。アニメ以外の映画を映画館で見るのは何年ぶりか。でも、メジャー館でやってる大作に見たいものが全然なくて、出てる人も監督も全然知らんけど、あらすじ読んで何となく「これくらいかな」って選んだ作品が『おとなの事情』というイタリア映画。これがナイスチョイスでした。とても面白かったです。
内容については公式サイト参照。
ラストがちょっとよくわからなくて、後で嫁さんと「あれ、どういうこと?」って話をしました。二人ともよくわかってなくて、ネタバレサイト読んで「ああなるほど」と。詳しくは言えないので、ぜひ見てください。そこも含めて脚本がよくできてました。
ただ、一般的にはパートナーと見る映画ではないんでしょうね。
昨年見た映画を一気に
昨年見た映画(といってもほとんどNHK BSの録画)を一気に。
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P.S.アイラブユー
愛する人が死ぬって話は最近日本で非常に多いけど、それらのアンチテーゼみたい。悲しいで終わるんじゃなくて、引きずりながらもどう立ち直っていくか、そこでしょ、って。
マッチポイント
ウディ・アレンの映画やなあ。スカーレット・ヨハンソンがエロくてよかった。
2回目。仕事に熱くなる男たちの姿は、見ていても熱くなる。
ボディ・スナッチャー 恐怖の街
昔、この映画(もひとつ新しい方?)を下敷きにした8mmを先輩が撮って。CGや特殊メイクで直接的に非現実を作らなくても、この映画みたいに、映画にはなるってことにチャレンジしたかったのかな。
ほんとにいい映画なんだよなあ。よくできてる。何回見てもそう感じる。
学生の頃に見て以来。話も、そのときどんな印象をもったかさえ忘れていた。この哀愁、学生の頃は、わからんかったと思う。アル・パチーノの純粋さとジーン・ハックマンのひねくれた優しさ。ラストは悲しいよ。
ストーカーは、このころのアメリカにはすでに認知されていたのだろうか。いずれにせよ、理不尽この上ないから、すごい腹立ってくるんよね。腹立たせるってことは、映画としては成功なんやろね。
日本侠客伝
やくざではないんよね。侠客なんよね。暴力をなりわいにしているんじゃなくて、仕事がちゃんとあって、昔からのしきたりをないがしろにしたりとか、礼を失する相手に対して、立ち向かうわけやね。テレビの時代劇と違って、1人で10人も20人もやっつけるんじゃないところがよかった。
これも学生のとき見て以来。やっぱり話を忘れてたけど、今度ももう忘れた。昔と今のセキュリティレベルの違いを感じた。セキュリティの仕事してるくせにセキュリティの意識が低い。
名探偵登場
ピーター・セラーズの映画って、家のテレビで見ても、そんなに笑えんよね。
寒い国から帰ったスパイ
昔の地味なスパイ映画。1年後にはすっかり忘れているだろう。
船越英二の風さんがひょうひょうとしててよかった。この映画ってこの人の存在感で決まる。
9人も愛人がいながら別れられない、憎めない、そんなイケメンでもない、そういう人である必要がある。これ見た直後にドラマが始まることを知って、風さんが船越英一郎って笑った。でも、このドラマ、映画より面白い。こっちは女優たちが弾けてる。風さんはいまいちだが。
日本の一番長い日
古い方がおもしろかった。
ただ単に切腹するだけの映画かと思ってた。ネタ証しの終盤は、なかなか痛快だった。
東京上空いらっしゃいませ
封切時に1回目見ただけ。そのときはそうでもなかったんだけど、今回見たらとてもよかった。話はローマの休日なんやけど、ヒロインが死んでて、元気いっぱいなんやけど「なんで、こんなに若いのに死ななくちゃならなかったの?」って思いが根底に流れてて。なんやろ、あのヘタウマ感。あらためて、相米ロスを感じた。
野火
最近、リメイクされてたみたいだけど、これは古い方。小説の方がインパクトあったな。
壮大な麦畑といなごのシーンはアメリカならでは。それが映画を抒情的にさせるけれど、ストーリーで胸を打つものはなかった。
何も残らんけど、こういうのもたまにはええのかなあ。
ガス燈
バーグマンの美しさを確認したかっただけだったが、サスペンスとは知らんかった。そこそこ面白かった。
謎の多い映画。
バーディ
ベトナム戦争がなかったとしたら、バーディはどうなっていたんだろう。
ばかばかしくて面白かった。アホな刑事が死んでしまうのはかわいそう。コメディは人を殺しちゃだめ。
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年が明けても録画して見てます。本当はもっと突っ込んで感想書きたいけど、今はこれくらいになってしまいます。
あと昨年は久しぶりに劇場に行きました。『君の名は。』です。これは別の機会に書けたらなあと思うけれど、どうなることやら。まあ、普通によかったです。
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。
クリスマスにひいた風邪が正月にぶり返して、最悪の冬休みでした。咳に苦しんでいるときに『笑ってはいけない…』を見たらいけませんね。笑うと咳が止まらなくなる。死ぬかと思った。
初夢も、カフカの『城』みたいな不条理な夢で。これって今年を象徴しているのかなあ。。いややなあ。
「年の初めが悪かったから、後はよくなるだけ」とポジティブにとらえようとしています。
結婚記念日のランチ
ずいぶん久しぶりの投稿になります。
前回にも書いたけれど、ほんと忙しくて。9月末には持っていた仕事がほぼはけて、やっと一息、と思ってたら、別のプロジェクトに組み入れられて、10月は毎週休日出勤。その仕事もやっと先週の月曜日で終わり、本当の一息がやっとやってきました。火曜日以降はずっと定時で帰り、明日、久しぶりの振休です。
今日は先週キャンセルしてしまった結婚記念日のランチに再トライしてきました。
マッシュルームのカプチーノだそうです。
パン。朝食を抜いていってたのでついつい手が出てしまいます。
鰆と鯛と鮪のカルパッチョ。
カラスミのパスタ。混ぜた後ですみません。これはおいしかった。
嫁さんはアマトリチャーナ。普通って言ってました。
嫁さんのメイン。寒鰆のフリット。これはおいしかったと。
私のメインは、黒毛和牛の京湯葉包み香り揚げ、やて。私は貧乏性なので、こういうランチに来るとメインは牛にしてしまうんですが、いつも後で後悔する。どこいってもあまり変わらんから。でも今日のは、おいしかった。アレンジがあったからかな。
デザート。シャーベットでシャツを汚してしもた。
おいしかったのですが、料理を持ってきてくれるのが早くて30分くらいで食事がすんでもた。ちょっとあっけなかった。こういう食事のときは、少し待たせるくらいが演出じゃないか、と思うのであった。
夏バテ気味
6月の後半からずっと忙しくて(今も続いてます。貧乏暇なしです)、なかなか更新する力が湧いてきませんでした。
8月は山の日のところで嫁さんの実家のある愛媛に帰っていました。友達にもあって楽しかったです(写真は今治城)。でもその前後の土日は出勤してて、全然夏休みをとった感がない。泳ぎにも行ってないし、ウォーキングもあまりできず。まあ、ウォーキングは暑すぎるので抑えてたというのはありますが。
そんなだったので、先週は1日振替休日をとって、リフレッシュのために、鞍馬から貴船まで歩いてきました。自然の中を軽くハイキング、のつもりでしたが、リサーチ不足、がっつり登山でした。しんどかったけど、帰りの貴船の川のせせらぎには癒されました。足を水につけたら、気持ち良かったー!
この間、本はまるっきり読んでないんですが、映画はその後もぼちぼち見てます。昨日は『東京上空いらっしゃいませ』を見ました。公開時に見て以来ですが、なんか最初に見たときの印象と違いますね。前はそれほどでもなかったような気がするけど、今回はいいなあと思った。時間があれば、あらためて感想書いてみたいです。
今年に入って見た映画(2)
前回の続き。
『地獄の黙示録』
2回目。前は民放の吹き替え版で見た。なぜか「ミイラ取りがミイラになる話」と覚えていたのだが、ミイラにはならなかったのね。このあたりの記憶のあいまいさに年を感じる。当時はロバート・デュバルやデニス・ホッパーが出ていたことも知らなかった。戦争の狂気の最終形として世に衝撃をもたらしたこの作品も、日常のそこここで同様の狂気が繰り返される現代においては、薄味になっているなあ、という印象。
初見。サッチャーがどうのこうのよりも、メリル・ストリープすごいなあって映画。
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『007 スカイフォール』
初見。「ダニエル・クレイグのボンドを1回見てみたいなあ」と思って録画したんだけれど、考えてみたら映画をよく見ていた若い時分から007はあまりみてなかった。「なんで007をあまり見てないんやろう」って答えも、今回見て思い出した。人が死にすぎるから。まさしく「だめな映画を盛り上げるために簡単に命が捨てられていく~♪」だ。
初見。「あと2週間で地球が滅びることがわかったら、あなたは何をしますか?」という非常にシンプルなテーマを低予算で実現してみせた点にとても好感をもった。だいたいこのテーマだけでご飯が食べられる。そのとき人はどういう行動に出るのか。自分にしろ他者にしろ予測不能。もっと破壊的になるような感じもするが、案外この映画で描かれたような比較的おだやかな終末になるのかも。「愛する人のところにたどり着くだろう」。作者たちの希望的予測。本当にそうであればいい。
『革命児サパタ』
初見。マーロン・ブランドって、大スターになった晩年の姿しか知らなくて「若い頃ってどんなだったんだろう」って、その1点だけで録画した。「くせがすごい」やね。際立つ個性と力強さ。スターになるわけです。赤狩り前のエリア・カザンの作品という点でも面白い。今ならテロ肯定で公開不可になりそうな作品やね。
『バンド・ワゴン』
初見。アステアの上品なステップが見てみたかっただけ。だいぶ晩年の作品で、堪能するというところまではいかなかったけれど、あの優雅さは誰にもまねできない。天才やね。
初見。ねたー。ストーリーは大まかには覚えているけど。大した話ではなかったね。
『ゲーム』
初見。んな、アホな。このゲーム、アメリカみたいな銃社会で、死人出さずに成立するかな。
『僕達急行 A列車で行こう』
初見。これが遺作なんて、悲しすぎるぜ、森田芳光!死期がわかってたんかなあ。明らかに原点回帰なんやけど、あの独特の間合いも、今となってはくすりとも笑えない。それはなぜなんだ?時代か?見る側の変化か?いずれにせよ、単なる昭和の添え物映画風にしか映らなかった。それもすごいへたくそな。なんかもう悲しくなったよ。森田監督、ファンやったのに。。
『駅 STATION』
多分初見。いしだあゆみの敬礼の映像は、テレビ放映があった学生時代に何度も見た気がする。その頃に見ても響いたかどうかわからないが、今見みると響く映画だった。特に倍賞千恵子がよかった。ああいう大人の恋、すてきやわあ。
初見。フォーサイスのファンだったから、小説は読んでる。でもすっかり忘れてる。お父さんのくだりなんかあったかなあ。まあ、忘れてることは幸い。あの緻密なフォーサイスの小説を詠んだ直後なら、多分物足りなかっただろうから。なんかセキュリティの甘いところと緊張感を強いられる厳しい環境との差が激しいね。最後の城なんか、簡単に入れ過ぎやろ。その辺が尺の足りない映画のもどかしさかな。
今のところ以上です。