昨年見た映画を一気に
昨年見た映画(といってもほとんどNHK BSの録画)を一気に。
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P.S.アイラブユー
愛する人が死ぬって話は最近日本で非常に多いけど、それらのアンチテーゼみたい。悲しいで終わるんじゃなくて、引きずりながらもどう立ち直っていくか、そこでしょ、って。
マッチポイント
ウディ・アレンの映画やなあ。スカーレット・ヨハンソンがエロくてよかった。
2回目。仕事に熱くなる男たちの姿は、見ていても熱くなる。
ボディ・スナッチャー 恐怖の街
昔、この映画(もひとつ新しい方?)を下敷きにした8mmを先輩が撮って。CGや特殊メイクで直接的に非現実を作らなくても、この映画みたいに、映画にはなるってことにチャレンジしたかったのかな。
ほんとにいい映画なんだよなあ。よくできてる。何回見てもそう感じる。
学生の頃に見て以来。話も、そのときどんな印象をもったかさえ忘れていた。この哀愁、学生の頃は、わからんかったと思う。アル・パチーノの純粋さとジーン・ハックマンのひねくれた優しさ。ラストは悲しいよ。
ストーカーは、このころのアメリカにはすでに認知されていたのだろうか。いずれにせよ、理不尽この上ないから、すごい腹立ってくるんよね。腹立たせるってことは、映画としては成功なんやろね。
日本侠客伝
やくざではないんよね。侠客なんよね。暴力をなりわいにしているんじゃなくて、仕事がちゃんとあって、昔からのしきたりをないがしろにしたりとか、礼を失する相手に対して、立ち向かうわけやね。テレビの時代劇と違って、1人で10人も20人もやっつけるんじゃないところがよかった。
これも学生のとき見て以来。やっぱり話を忘れてたけど、今度ももう忘れた。昔と今のセキュリティレベルの違いを感じた。セキュリティの仕事してるくせにセキュリティの意識が低い。
名探偵登場
ピーター・セラーズの映画って、家のテレビで見ても、そんなに笑えんよね。
寒い国から帰ったスパイ
昔の地味なスパイ映画。1年後にはすっかり忘れているだろう。
船越英二の風さんがひょうひょうとしててよかった。この映画ってこの人の存在感で決まる。
9人も愛人がいながら別れられない、憎めない、そんなイケメンでもない、そういう人である必要がある。これ見た直後にドラマが始まることを知って、風さんが船越英一郎って笑った。でも、このドラマ、映画より面白い。こっちは女優たちが弾けてる。風さんはいまいちだが。
日本の一番長い日
古い方がおもしろかった。
ただ単に切腹するだけの映画かと思ってた。ネタ証しの終盤は、なかなか痛快だった。
東京上空いらっしゃいませ
封切時に1回目見ただけ。そのときはそうでもなかったんだけど、今回見たらとてもよかった。話はローマの休日なんやけど、ヒロインが死んでて、元気いっぱいなんやけど「なんで、こんなに若いのに死ななくちゃならなかったの?」って思いが根底に流れてて。なんやろ、あのヘタウマ感。あらためて、相米ロスを感じた。
野火
最近、リメイクされてたみたいだけど、これは古い方。小説の方がインパクトあったな。
壮大な麦畑といなごのシーンはアメリカならでは。それが映画を抒情的にさせるけれど、ストーリーで胸を打つものはなかった。
何も残らんけど、こういうのもたまにはええのかなあ。
ガス燈
バーグマンの美しさを確認したかっただけだったが、サスペンスとは知らんかった。そこそこ面白かった。
謎の多い映画。
バーディ
ベトナム戦争がなかったとしたら、バーディはどうなっていたんだろう。
ばかばかしくて面白かった。アホな刑事が死んでしまうのはかわいそう。コメディは人を殺しちゃだめ。
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年が明けても録画して見てます。本当はもっと突っ込んで感想書きたいけど、今はこれくらいになってしまいます。
あと昨年は久しぶりに劇場に行きました。『君の名は。』です。これは別の機会に書けたらなあと思うけれど、どうなることやら。まあ、普通によかったです。