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Graff's Diary

ただ「話したい」という原点に戻る

ウォーキングの楽しみ

ウォーキングをしていると、ちょっとした発見があって、そんなことも面白い。

午前中に川原を歩いていると、同じように歩いているお年寄りとすれ違ったりする。我々が携帯音楽プレーヤーで音楽を聴きながら歩くのと同じように、小型のラジオを聴きながら歩いている人が多い。ただ我々と違うのは、イヤホンをしていない点だ。スピーカーから大音量で音を流して楽しんでいる。あれは「せっかくだから周りの人も楽しませてあげよう」というサービス精神からなのか。

日曜日の朝は昭和歌謡の番組をやっているようだ。私も昭和歌謡には結構強い方なので、知っている歌が流れてくると、お年寄りたちのサービス精神に便乗して、ちっちゃい声で口ずさんだりしているが、先日は天地真理のすっごいマイナーな曲が流れてきて、「これ、知らんわー。こんな歌あったっけなあ」と軽い敗北感を感じながら、そのお年寄りのラジオの音が小さくなっていくのをやりすごした。しばらくすると、またその歌がかすかに聞こえてきた。「あれ、あのじいちゃん、戻ってきた?」と後ろを振り返ったが、そうではなかった。前から歩いてきた別のお年寄りが同じ番組を流しながら歩いてきたのだ。フルボリュームのおじいちゃん率の高さもさることながら、その番組の聴取率もなかなかのものだ。

ラジオじゃなくて、自分の歌声を聴かせてくれるおじいちゃんもいる。青空のもと、こちらもフルボリューム。あれ、むっちゃ気持ちいいんだろうな。羞恥心というのを感じなくなったとき、本当の快楽が待っているに違いない。